愛車道 vol.9 Y33 CIMA


 

 

 

■Y33 CIMA 筒井 祐也(AFFECTION)兵庫県

 

 

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このシーマを手に入れ6年目に突入。この6年間筒井さんがこの1台に対しこだわり続けてきたのはスタイルではなく姿勢だった。

車高短、フェンダー加工、ボディー加工、ワンオフパーツの数々・・・

挙げれば枚挙ないカスタム箇所だがオールペンを除いての総ての加工、取り付け作業を筒井さんは自作で仕上げ続けてきたのだ。

 

 

 

 

 

昔から車が好きで好きで、その中でも33シーマが一番好きで、いつかは乗りたいと思い続け、免許取得後すぐに購入。

筒井祐也自作道の始まりはとにかくクルマに対する好奇心。最初は車高調の調節の仕方もわからなかったが、調べ、聞き、試しひとつひとつ出来る作業の引き出しを増やしていった。

自動車関連の職に就いている訳でもなく、完全に好奇心と探求心。

よく「自作だったら金がかからないだろう」と言われることもあるが、ひとつの作業をするにも数種類の工具を買い揃えなければならないし、材料もすべて自分で揃えなければならない。 自作所以に安く済む事もあれば、逆にショップに依頼する方が早くて安い事もある。

しかし総て自分の手でやってみたい。 安い高いではなく筒井さんにとってのクルマ遊びは作るところから走るところまでをひっくるめての事なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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製作のコンセプトは一貫して我流スポーティーVIPを貫く。流行り廃りは気にせず自分が良いと思った事を取り入れ組み立てる。

一番の苦労点は初めて挑んだフェンダーの叩き出し。ヴェルサイド アンドリューの10J、11Jの18インチにツライチを狙って製作したオーバーフェンダーだが、鉄板の叩き出し方、ミミの作り方、パテの処理も未知の状態での挑戦だった為、何度も試行錯誤を繰り返し、調べ、聞き、数か月かけて完成した思い出の詰まったフェンダーだ。

出し幅はF 2cm、R 3cm。フェンダーに投入されたダクトももちろん独自のデザインだ。

 

 

 

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そしてもうひとつ苦労した箇所がフィンにいたるまでワンオフで造形したグリルだ。

この作業はボンネットを鉄板溶接で延長するバッドフェイス加工と同時にしたもので、製造業に勤め普段から溶接作業に携わる筒井さんからすると手に着いた職を生かし溶接作業はほぼ1日で済ませるが、その先のFRPを使用したグリル製作作業は困難を極めた。

Y33シーマは社外グリルのラインナップが少なく、理想とする肉感的かつシャープなグリルを追求するとなるとワンオフしかなかったのだ。

実車に何度も合わせバランスを確認し、左右の高さ、角度を合わせたつもりでも最終サフェーサーを吹いてみると想像していたものと微妙に違い何度も何度も整形を繰り返す。気持ちが折れてしまい作業に手がつかない日もあった。ニコイチや移植と違い、ゼロからパーツを作った時の苦労を筒井さんはこう語る。

 

 

 

 

 

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ここで一気に筒井シーマのカスタムスペックを紹介しよう。

まずボディーカラーは大好きなピンクとオレンジで悩んだがよりスポーティー感が強いとの事からオレンジメタリックにオールペン。

フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーは小振りでスポーティーなエイムゲインをベースに思うが儘に加工を加わえる。開口部にあしらったフィンにはLEDデイライトを埋め込み一体化させよりスポーティーにすっきりまとめる。

珍しい形状のディヒューザーはコンセプトに沿いつつ他にないとの理由からアウディ A4用ハーフをニコイチ流用。

 

 

 

 

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つまみあげた形状のどこかヤンキーっぽいリアウィングも苦心の作。

一度同じ路線のウィングを製作するも、しっくりいかずわずか数か月で再製作。こだわりが詰まっているだけにさりげなくも存在感のあるパーツだ。

 

 

 

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理にかなったカスタムを追求して 

 

 

そして足回りだがここが筒井祐也自作道の真骨頂。

ショックはガレージマジカルワンオフ車高調としながらも、社外テンションロッドをはじめ、スタビリンク短縮加工、ロアアーム延長加工、社外タイロッドエンド加工、S14シルビア用トラクションロッド、アッパーアーム、トーコン短縮と、足回りのカスタムをすべて自分でやりつくしているのだ。

溶接を仕事でしているとはいえ足回りの改造は一歩間違えば事故に繋がる危険な箇所。筒井さんはそれも熟考した上で強度を計算し、最終的にはメーカーの人間に確認してもらいお墨付きをもらったDIYの枠を超越した逸品を作ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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最後にマフラーだがとにかく爆音とだけ言っておこう。エキゾーストとエクステリアは以下の動画で確認できるぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「自作でもコツコツやればたどり着ける!!」

 

最初は好奇心と興味ばかりで大したこともできなかったという筒井さんだが、シーマとともに成長したこの6年、クルマは理想に近付き筒井さんは作業の引き出しが広がった。

設備的に無理な塗装はショップに出しているが、それ以外は全て自分自身の手でやりきった。

自作でここまでやったという事はそれだけクルマの細部まで理解したという事。少々のトラブルなら自分自身で対処できる。

とはいえプロショップで製作されたバリバリの車輛とはまだまだ同じ土俵ではないという筒井さん。

が、全く未知だったシーマの自作に取り組み6年、ここまで到達した筒井さんは「自作でもコツコツやれば到達できる!!いつかはプロショップさんも認めてくれるクルマを仕上げ同じ土俵に立ちたいです!!」と意気込みを語る。

 

 

 

 

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今後は室内オーディオ(現在製作中)、腹下加工、そしてワイドフェンダー加工を予定している筒井さん。

最後にこんな質問をしてみた。

 

「もし今、クルマに費やせるお金が500万あったらどうしますか?今後予定している事が一気にできると思いますよ?」

 

筒井「それなら作業に今後必要な工具を買います。改造車乗っている時も、作っている時も、人に見てもらえるのも全部好きなんで!!」